まず山を登り始めよう

 山を登らないで、いくらふもとをぐるぐると歩き回っていても、頂上から見る景色の素晴らしさは分かりません。まず登り始めることが大切です。一合目、二合目と登っていくにつれて、だんだんと景色が変わり、ふもとにいては決して見ることの出来なかった遠くの景色まで見ることが出来るようになります。
 まず始めることが大切です。始めずにいくら悩んで考えていても、答えは出ません。20代の前半ではたいていの人は、人生について、どう生きるかを悩みます。そして、その答えはすぐには見つかりません。いま、偉そうにしているおじさん、おばさんだって、かつては同じように悩んでいたんだと思います。菅原もずいぶんと悩みました。27歳のときに初めて方向性が見えたように思います。
 とにかく行動すること。何かをすること。失敗しても、無駄にはなりません。その時は寄り道したように思えても、必ず将来の糧になります。一歩一歩と登っているうちに、気がつけば素晴らしい景色が見えてきます。菅原は素晴らしい景色を毎日見て感動しています。人生って素晴らしい。こんな素晴らしい景色を見ないなんて、なんてもったいないのだろう。
 今の若者にかけているのは、行動力です。下手な鉄砲も数打てば当たります。打たない限りは、決して当たりません。なんでもいいから、打って打って打ちまくろう。31歳で職についた菅原は、そこから6年間に渡って30発以上打ちまくり、やっと現在の愛妻を打ち落としました。25発で諦めてたら、現在の菅原はありません。当たるまで打つ。山の頂上を目指して、まず一歩を踏み出す。行動しかないのだ。Just do it !