大学生活の向こうに「夢」をもっていますか?

旅人が、ある町を通りかかりました。
その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では二人の石切り職人が働いていました。


その仕事に興味を持った旅人は、一人の石切り職人に聞きました。
あなたは、何をしているのですか。


その問いに対して、石切り職人は、
不愉快そうな表情を浮かべ、ぶっきらぼうに答えました。
このいまいましい石を切るために、悪戦苦闘しているのさ。


そこで、旅人は、もう一人の石切り職人に、同じことを聞きました。
すると、その石切り職人は、目を輝かせ、生き生きとした声で、こう答えたのです。
ええ、いま、私は、多くの人々の心の安らぎの場となる
素晴らしい教会を造っているのです。


 どのような仕事をしているか。それが、我々の「働き甲斐」を定めるのではありません。
その仕事の彼方に、何を見つめているか。それが、我々の「働き甲斐」を定めるのです。


 大学での勉強の向こうに何を見つめるのか?それが、勉強への姿勢をきめるのでしょう。なんとなく大学ぐらいは出ておくかというような気持ちで、単に受身で講義に出ているだけなのか、それとも自分の「夢」に向かって、自らを鍛錬しているのか。あなたは、どちらでしょうか?