人生は夢と感動なんだよね

 日本にいる中国人の方々は、とても良く働きます。中国での平均的月給が、1万円前後。日本で働くと、1日5000円を稼いだとしても、日本での2日分が、中国での1か月分の所得になるのです。日本で1ヶ月(24日)働くと、中国での12か月分となり、日本の1ヶ月は中国での1年ということになるわけです。この計算でいくと、日本で1年働くと、中国での12年分。2年働くと24年分。3年働くと、36年分の所得を得るわけです。
 これならだれだって、一生懸命働くよね。この計算を日本人に当てはめてみると、もっと実感できるでしょう。日本人の平均年収を350万円とすると、1ヶ月働いて350万円を稼ぐことになります。1年では4200万円です。年収4200万円の仕事があったら、だれも文句言わずに必死で働くよね。
 こういう状況なら、たいていの人は3年がんばって働いて、1億2000万円を稼いで、あとはそれを元手に自分の夢の実現に向かうよね。中国の人にとっては、日本で働くということは、こういうことになるんですね。だから、彼・彼女らは、日本人の嫌がるようなつらい仕事でも、進んで一生懸命やるのです。その先に、夢の実現があるからです。生きる目標があるからです。
 日本には、なんでもある。もので溢れかえっている。ただないのは、夢や生きる目標です。だから日本には目がキラキラ輝いている若者がいない。毎日、感動の人生を送っている人がいない(もちろん菅原は目をキラキラさせて感動の日々を送ってますよ)。菅原の使命は、目がキラキラと輝く若者を一人でも多く世界に送り出すことです。人生は素晴らしいからね。たった一回しかないんだから、感動の多い豊かな人生を送ろうね。