自称「本の鑑定士」がお勧めする今日の一冊

 今日、「国際経営」の講義が終わったあとで、一人の学生から「先生、今日の授業、面白かったよ」と声をかけてもらいました。時に砂漠に水をまいているような錯覚に襲われることもある中で、このような一言が、また水をまき続けようというエネルギーになります。
 「学生を感動させる講義」を目指している菅原は、いつもいつも新鮮なネタを探し、それをどうやって調理して提供しようかと考えています。この4月から、一週間の半分を東京で、残りの半分を札幌で仕事をするようになりました。こうして一週間に一回、飛行機で東京と札幌を往復していますので、待ち時間や移動時間は、読書の時間になります。毎回空港の書店などで、5冊くらい買って、片っ端から速読です。こうやって、新鮮なネタを仕入れる努力を重ねています(もちろん、これ以外にも仕入れ方法はあるんだけどね)。
 きょうも数冊読みましたが、その中から役立つ本を一冊紹介します。知的生きかた文庫『グーグル完全活用本』三笠書房(600円)です。グーグルをいかに使いこなすかという本で、ここに紹介されている業を知っているのと、知らないのでは、かなりの差が出てくるように思います。グーグルは単なる検索エンジンではなく、一種の人工知能であるということが分かります。自称「本の鑑定士(=ジャンク・ブックの中からお宝本を見つけ出す)」である菅原の今日のお勧めの一冊です。