私立大学の講義は一コマ4000円、元取ってる?

 4年間で納める授業料(入学金や施設費その他を含む)の合計を、4年間で履修する講義のコマ数で割ると、一コマあたりの単価が出ます。一回90分の講義は、約4000円になります。4000円を90分で割ると、1分45円になり、携帯電話の通話料よりも高くなります。
 たとえば、講義が10分遅れて始まったり、10分早く終わったら、学生の皆さんにとっては、450円の損害です。そんなときは、教員に文句を言いましょう。そして、毎回4000円の価値があるか、評価しましょう。価値がないと思えば、教員に文句を言いましょう。学生の皆さんは、大学にとってはお客様であり、それ以上に、日本にとっては大切な未来なのです。年寄りが将来年金をもらえるかどうかも、皆さんにかかっています。
 休講となったら、喜ぶのではなく、4000円を返してくださいと文句を言いましょう。補講をしてくださいと求めましょう。休講で喜んでいては、あとで泣くのは学生の皆さんです。
 まじめに講義に臨む学生が多ければ、教員は教えることに情熱を持って、講義のレベルはあがります。その逆も、真です。いい加減な学生がいればいるほど、教員も講義の手を抜きます。だって、一生懸命やったって、適当にやったって、給料は変わらないのだから。人間、だれでも楽なほうに引かれるのは当然です。
 これから、5月、6月となって慣れてくると、ついついサボりがちになります。1日3コマある日に、サボって家で寝ていたら、そう4000円×3で、あなたは、1万2000円を捨てたのです。一生懸命、授業料を払ってくれているあなたの親の顔を思い出しましょう。そして、親不孝な自分をわびて、胸を痛めましょう。
 世界を100人の村に例えたなら、大学生は、たったの一人です。(参考→「世界がもし百人の村だったら」http://www.SugawaraOnline.com/reference/WorldVillage.htm)そう、あなたは、そのたったの一人なのです。いかに自分が恵まれているかを、いつも忘れないようにしましょう。そして、自分がこの世に生を受けている使命を知って、全力で行きましょう。

 あなたには、生まれてきた意味があり、使命があるのです。