違う自分を大切にしよう

 人と同じということよりも、違うということを大切にしましょう。日本にいると、とかく同じように考え、同じことをするように強いられがちです。アメリカの生活から戻った直後は、窒息しそうな感じさえしたことがあります。

 次の詩は、ドロシー・ロ・ノルトの『子どもが育つ魔法の言葉』です。「子ども」を「あなたの名前」に置き換えて、自分に呼びかけてみてください。「あなたが育つ魔法の言葉」です。他の人と自分を比べる必要はまったくないのですね。違うということは、なんと素晴らしいことでしょう。一度しかない人生、大人の作った型にはまって送るのはもったいないですよね。



覚えておこう
子どもは、成長の設計図を持っている
子どもは、その速さで伸びる
子どもは、その子の時間で育つ
子どもは、その子の図案で伸びる
子どもは、その子の歩幅で学ぶ
子どもは、その子の資質で生きる
子どもは、その子の頭で考える
子どもは、その子自身の人生の約束を果たす
子どもは、みんな、違うんだ


子どもを励まそう
自分を大事にするように
人との違いを生かすように
全力でぶつかるように
よい実を結ぶように
愛の心を感じるように
この世の違いを認められるように
命を敬うように
確かな未来をつかむように
忘れないでほしい
その子は、この世にたった一人しかいないのだ
子どもは違う
一人ひとり、みんな違う
そんな子どもがいるから
この世にすばらしい
違いがうまれる