やったもん勝ち

 日本では小学校5年生だった息子が、アメリカに来るといきなり中学校に通うことになりました。今日で通い始めて6日目。早くも友達を作って学校が楽しいといっています。英語で何を言っているか分からないから、先生に怒られてもよく分からないんだって。そりゃ、いいよね。
 アメリカは12月1日生まれから新学年になります。うちの息子は12月2日生まれなので、6年生ということになります。今住んでる町では、小学校は5年生までなので、6年生からは中学生になるというわけです(隣の町は小学校は6年生までです。教育の在り方は、各地域に任されているんです。まさに多様性の宝庫)。本人は、英語がまったくできないのに、それでも学校が楽しいといってるんだから、いったいどう過ごしているか不思議です。毎日7時間授業で、3時までびっしり授業です。
 そして、もう中学生なので、とうぜん、毎日どさっと宿題が出されます。英語の分からない息子が一人でできるわけはなく、毎晩一緒にやっています。実は、親の勉強にもなっていて、こちらの英語力もアップしますね。そんなわけで、このブログの更新どころではありませんでした。今日、やっと余裕が出きました。一週間前、英語もろくに書けなかった息子ですが、もう昨日ぐらいから、ばんばんノートに書けるようになっています。あすまで詩を暗記して朗読のテストもあるんです。
 あたらめて思うことは環境の大切さ。日本で週一回英語を一年間かけてならうことは、こちらにいたら数日で習得するのではないでしょうか。吸収力のすごさにビックリです。自分を厳しい環境においてチャレンジすると、どんどん人間は成長するんですね。
 スタンフォードの環境もすごくて、とんでもない人たちが一杯いるようです。シリコンバレーでは、みなが切磋琢磨してイノベーションの宝庫です。自分なんか、まったく太刀打ちできず、なんてちっぽけなんだと痛感します。若い時に広い世界にチャレンジするってことは不可欠なこと。小さな世界に決して満足しないようにね。はじめは誰もがみんなビクビクですが、やればなんとかなる。やったもん勝ちです。今日は息子をスタンフォードのキャンパスに連れて行って空気を吸わせて、世界は広い、挑戦せよってことを体にしみこませました。