誰かの役に立ちたいって思う多くの日本の若者たちの不思議

 『BOPビジネス入門』出版記念ワークショップ、無事に終了。定員一杯の100名の方々の参加を得て、大変有意義な時間となりました。有難うございます。このワークショップの際立った特徴は、参加者の多様性にあります。まさに老若男女、あらゆる人たちが集っています。「異質性との出会いが創造につながる」といわれるように、このワークショップが異質性との出会いの場となり、創造の宝庫となることを願っております。
 さて、さて、昨日も多くの若者たちとの出会いがありました。とっても不思議なことは、みんな「誰かの役に立ちたい」と思っていることです。なんと奇特な若者たちでしょう。ハングリー精神はほとんどないと思いますが、この他のために役立ちたいと思う暖かな心には敬意を表します。
 さっき日本ポリグルの小田会長から電話をもらいまして、無給でいいから働かせて欲しいという若者が次から次へとやってくるとのこと。豊かな日本の若者たちは、お金のために働くのではないという気概を見せてくれてとっても頼もしく思います。しかし、ビジネスの現場では、そんな暖かな心だけではやっていけません。したたかなビジネス・マインドとスキルが必要になります。たくさんチャレンジしてたくさん失敗することが大切。失敗こそ素晴らしいのです。日本の伝統的な教育では、失敗はいけないことと徹底的に刷り込まれてきますが、それは間違いです。失敗するから成長があります。どんどん失敗しよう。もちろん、人の失敗にはあたたかく。