本物はフツーのおじいちゃん

 昨日は、世界のナベサダ、ジャズ奏者の渡辺貞夫が、札幌に来てくれて、小学生200人を相手に、8月7日のコンサートに向けて練習をしてくれました。もちろん非公開ですが、保護者には公開され、観客席からみせてもらいました。札幌市長まで、突然やってきて練習に飛び入り参加しました。
 自分の名前の前に「世界の」っていう形容詞がつく人ってほとんどいませんよね。まさに本物。息子に出来るだけ多くの本物に触れてもらいたいと願う妻が申し込んでラッキーにも当選したのです。
 本物、超一流はどんな人だろうと、興味津々。そしたら、フツーのおじいちゃんでした。そうなんですよね。本物は虚勢を張ったり、威張ったりして、自分を大きく見せようとする必要がないから、いつもフツーなんです。フツーで、本物のオーラを発しているんです。
 逆に、ニセモノは自分を大きく見せるために、虚勢を張ったり偉ぶったりします。具体的には、ポケットに手を入れたり、腕を組んで、仁王立ちをするような姿勢です。日本銀行元総裁の三重野先生には、たまに食事に連れて行ってもらったことがありますが、やはりフツーのおじいさんでした。
 早く自分もフツーにしていて本物のオーラを発したいと、心新たにした昨日でした。8月6日にも非公開で、もう一度、世界のナベサダが小学生200人に練習をつけてくれます。そのときは、もっと一挙手一投足を観察しよう。