学会でのプレゼン失敗

 昨日の国際ビジネス研究学会でのプレゼンは大失敗でした。本の原稿を書き終えた直後で力が抜けて、なんとかなるだろうとたかをくくり、インパクト・プレゼンの準備をしていなかったのです。80人もの方々にお越しいただいていたにもかかわらず申し訳ないことです。
 テーマは、「BOPビジネスモデルの探究:ビジネス戦略と開発戦略の融合への挑戦」。キーメッセージは、(1)BOPビジネスの真価は、ビジネス戦略(新市場の創造)と開発戦略(貧困社会んの課題解決)の融合にある。(2)つまりパートナーシップによるソリューションを提供すること。(3)その実現には、ビジネスパーソンマインドセットに変容を強いる。
 これは、今回書き終えた本の内容をすべて話そうとする無謀なチャレンジでした(プレゼン時間25分で出来るわけがありません)。一つのメッセージに絞って話すべきでした。日頃、インパクト・プレゼンの指導を学生の皆様にしているにも関わらず、自分が出来ないなんてかっこ悪いなあ。まあスポーツの監督やコーチも指導するばかりで、自分では出来ないけどね。次はビシッと決めたいと思います。プレゼン失敗後の懇親会で飲むワインは美味しくなかった。次は美味しいのを飲もう。
 経済産業省の小山課長も来て下さって、「東日本大震災とBOPビジネス」についてコメントしていただきました。オン・グリッド(つながっている)とオフ・グリッド(つながっていない)という視点を御教示いただき、なるほどと新しい着想を得ました。