小樽の恐ろしい光景

 久しぶりに小樽に行って、恐ろしい光景を目にしました。これまで、運河周辺の観光エリアは、いつ行っても、観光バスが連なり、多くの観光客でにぎわっていました。しかし、今回は、ほとんど誰も歩いていないのです。こんな光景は、初めてです。これでは、小樽の観光業は壊滅するでしょう。この恐ろしい状況は、おそらく日本中すべての観光地でおこっていると思います。
 被災地が悲惨な状況になっているだけではなく、日本中が大変なことになっていると実感します。外国からみると日本は一つであり、どこも危険と映るのです。特に、今回は放射能汚染という出口の見えない事態ですので、いつ終息するかがまったく分かりません。
 被災地に関心が集まっているのは当然ですが、日本全体が間接的にダメージを受けていて、こちらの損失も膨大になるはずです。被災地だけの復興ではなく、まさに日本全体の復興になるでしょう。これから、じわじわと試練の時が押し寄せてきます。この大きな変化に、まだまだ私達の意識・価値観がついていけてないと思います。しかし前代未聞の日本のチャレンジに、世界の目は集まっています。成功したら日本のプレゼンスを再び高めるチャンスです。