日本企業もBOPビジネス、いける、いける!

 
 今度出す本のために、日本企業によるBOPビジネスの事例分析を書いています。きょうは、ヤマハ発動機セネガルでの事例とフマキラー株式会社のインドネシアでの事例を、ほぼ書き上げました。どちらも、とっても興味深いに内容です。共通していえることは、現場に密着して長期的に取り組むということ。
 これは、どのビジネスにおいても当たり前のことですが、40億人の巨大市場で、いますぐ取りかからないと遅れてしまうなんて論調ではやしたてられると、長期的な視点を忘れてしまいがちです。いまからやったって、果実を得られるのはかなり先です。「巨大市場に宝の山が眠っている」なんていうジャーナリスティックな表現は、幻想です。そんなに甘くはありません。
 きょうで、予定していた企業の事例分析をほぼ終えたと思って胸を撫で下ろそうとしたところ、なななんと、パナソニックが、インドで1万5千円のエアコンを販売しているとのメールをいただき、これも急きょ、事例分析に加えられないかなと思案しだしました。しかし、原稿締め切りまであと5日。はたして、できるだろうか?
 日本企業のBOPビジネス事例として、取り上げたい企業が幾つもさらに出てきて、これでは、いつまでたっても終わらないって感じです。はやくも第2段の準備を進めねば。