ケニアに到着早々、ガクゼン。日本円が相手にされない。

 札幌、成田、カイロ、ナイロビと、まるまる30時間かかって、やっとケニアに到着。到着早々、愕然としました。日本円をケニアシリングに交換しようとしたところ、日本円は受け付けていないと断られたのです。各国通貨の交換レートの一覧表が掲示されていますが、日本円だけが空欄になっていました。日本の経済力の衰退を、まざまざと見せつけられた思いがしました。かつては、日本円をもって歩けば、たいていどこへ行っても不自由することはなく、一万円札を出すことを誇りにさえ思いました。
 しかし、もう日本は沈んだのでしょうか。国際舞台での日本のプレゼンスが、どんどん低下しているとは感じていましたが、身を持って知らされました。そうです、日本は世界に相手にされていないのです。内向き志向の強い若者達が、井の中の蛙状態に満足し、日本はまだまだ世界で通用すると幻想をいだいているうちに、どんどん日本は衰退しているのです。
 日本人が、まだ尊敬されている今のうちに、再び世界にチャレンジして、陽を昇らせなければ。縮小する日本の中にいて、狭い世界しかみないで就職がないと嘆くのは間違い。世界に出たら可能性にあふれています。