大阪でもBOPビジネスに関する質問は5タイプでした

 昨日は大阪でのBOPビジネス・ワークショップと居酒屋懇親会、そして今日は大阪商工会議所でのBOPビジネスセミナー。これらを終えて、いま東京へと向かっています。関西でも、BOP熱がかなり上がってきていることを実感します。あとは、小さな一歩を踏み出すだけです。大阪でのBOPビジネス・ワークショップ&居酒屋懇親会も、隔月で開催できるような環境が整ってきました。
 聴衆の方は、5タイプに大別できます。大きめの企業の方、中小企業の方、公的機関の方、NGOの方、学生の方。どこでも、だいたい質問は似ています。大きめの企業の方々からは「社内の上層部の理解が得られない。どうしたらいいでしょう」、中小企業の方々からは「中小企業が一歩を踏み出すために、どうしていったらいいのだろうか」、公的機関の方からは「どのような支援の方法あるでしょう」、NGOの方からは「どうやって企業とパートナーシップを組めるでしょう」、学生の方からは「研究したいけれども、どうやったらいいでしょう」という質問が多く寄せられます。
 これらの質問に対して、模範解答はもちろんありません。準備期間に日本で出来ることは、自分だけ、あるいは、自分と周りの人たち(ex. 社内の仲間)だけで考えないということです。自分のこれまでの世界の外にいる人たち(ex. 異業種、異セクター、大学教員など)と話をして、彼・彼女らの力を借りることが、新しい着想を得る第一歩です。「異質なものとの出会いが創造につながる」ですからね。そういう場を、ワークショップで提供していきます。BOPビジネスの成功には、これまでとはまったく違う着想や工夫が必要なのです。そして、どこか現地へ行ってみることです。もっと具体的に知りたい方は、遠慮なくメールを下さい。
 さてさて、今回もたくさんの学生の皆様、とくに女性の方々の関心が高く、女性と若者が新しい時代のカギを握っていると確信しました。夜明けの前、直前って感じで、まもなくブレークするような雰囲気が漂います。どこでセミナーやワークショップやっても、若い女性が元気いいのです。大阪人、のりがいいという印象をもっていましたが、なんかパリーンとした空気で、今ひとつこちらは乗りきれませんでした。100%力を出し切れたり、出し切れなかったりする時があるということは、プロフェッショナルとしてまだまだだと、より一層の研鑽を誓いました。きょうは特にインパクト・プレゼンとはいかず、大阪人相手の初プレゼン、70%の出来でした。リメンバー大阪。
 だけど、残念なこともあれば、嬉しいこともある。ポリグルの小田会長とお会いして、バングラでのビジネスの進展ぶりをうかがい、11月にバングラに一緒に行く段取りをつけれました。それに、多くの関西の若者たちと出会え、みなさんにBOPビジネスへの関心をもってもらえたことは何より嬉しい事でした。