笑顔と有難う

 先日、私が非常に尊敬する方からご指導いただき、とても有難かったです。「笑顔」が足りないとの指摘でした。自分で自分の姿を見ることはできませんので、このように他の方から自分の足りないところを言っていただけることは本当に有難いことです。自分の足りないところを指摘してくれる人が、回りにいないということは不幸なことですね。完璧な人はこの世にはいないので、いつしか、知らず知らずのうちに、自分が本来もっている欠点が出てきてしまったり、周りの環境から悪い影響を受けてしまっていることがあります。自分はこれまで、おおむね「明るいね」といわれてきたので、笑顔について最近は意識していませんでした。しかし、確かに最近笑顔が少なくなっていることに気づきました。
 昨日、ある有名な企業に電話をかけましたら、最初に電話にでた方があまりにも暗く、とても気分が悪くなりました。どうするとここまで暗く電話に出られるんだろうと思うくらいです。また今日かけなくてはいけないのですが、なかなか気が乗りません。暗いというのはダメだよね。いつも「明るく、さわやか」これが、周りの人も自分もハッピーにする最初の第一歩ですね。
 もう一つは、「有難う」を一日のうちでどれだけたくさん言うかです。毎日、何回言ったかメモしておくと良いよ。言った回数が、多ければ多いほどいいのだ。超一流の人は、この回数が多いし、反対の人はたぶんゼロ回だと思います。たくさん言ったり書いたりすることが大切。
 ふと今年の学会での研究報告のスケジュールを確認してみると、これから5回もあって、どうしようってひきつっています。こんなにあると、さすがに種が尽きてきて眉間にしわがよってきます。笑顔を失いがちです。しかし、そんな時こそ笑顔じゃないとね。「忙しい」を分解すると、「心」が「亡ぶ」って書くよね。心が亡んでいては、他の人も自分もハッピーになれないからね。どんなときも「笑顔」と「ありがとう」を忘れず、心を亡ぼさないようにしようね。




2010年6月12日 多国籍企業学会東部部会(於:東洋大学)「世界40億人貧困層を市場に変える−日本企業と欧米企業の可能性−」
2010年6月29日 Academy of International Business, Annual Meeting, Rio de Janeiro, Interactive Session, "Japanese Business in the Bottom Market"
2010年7月10日 多国籍企業学会全国大会(於:東洋大学)統一論題セッション「途上国貧困層へのビジネス・アプローチの意義と可能性」 
2010年10月16日 国際経済学会全国大会(於:大阪大学)自由論題セッション「世界40億人貧困層へのビジネス・アプローチ―日本企業と日本政府の可能性―」
2010年10月24日 国際ビジネス研究学会全国大会(於:北海道大学)パネル・セッション「国際ビジネスの新潮流:日本企業によるBOPビジネスの可能性と課題」
        パネラー:平本督太郎(野村総合研究所)、小山智(経済産業省)、安室憲一(大阪商業大学)、司会:菅原秀幸(北海学園大学