良いことも、悪いことも、どちらもあるのが人生さ

 新年度のゼミ生を募集したところ、なんと応募者がたったの1名。ガクッ。これでは選考のしようがありません。昨年度は、応募が多くかなり落としたのとはガラッと変わって、なんだこりゃって感じです。すっかりやる気を失います。内向き思考の若者が増えていると、いたるところで言われている昨今、国際ビジネスを学んで世界に出ていこうなんて学生はいないのかも。しかしグローバル化の進展は不可避。世界に目を向けずに活路を見出すことは不可能です。国際ビジネスを学ぼうとしない学生は、みすみすチャンスを逃すことになります。北海道では、国際ビジネスって今ひとつ人気がないんだよね。

 しかし、こんながっかりすることばかりではありません。嬉しいこともあります。今日、研究費補助金の交付が決定したとの内定通知を受けました。これで研究がぐんと進展します。採択率20%という関門を通り抜けて、やっと採択されました。これで日本のBOP研究も格段に進展するでしょう(なんて、大風呂敷の広げ過ぎかな)。貴重な税金を使わせてもらって研究するので、その責任の重さを感じます。これまで数年間にわたって応募してきたものの、(審査員の先見の明のなさによって)落とされてきました。それにもめげずに、自分の信じる道を貫いてきて、やっと今日にたどり着きました。

 がっかりする知らせもあれば、嬉しい知らせもある。人生にはどちらもある(どちらかだけということはない)。失意のときに落胆せず、好調のときにおごらず。ただ自分の信じる道を行くのみ。