何事も先頭を走る人は大変−BOP business first runnerを応援します。

 BOPビジネスへの関心が急速に高まっています。しかしブームは、一過性で必ず去ります。ブームで終わらせないためには、多くの企業に関心をもってもらい、成功例をたくさん生み出していかなければなりません。
 社会貢献活動や社会的責任(CSR)活動に対しては、「結局は自社が儲けるために、社会に働きかけてるんじゃないの」っていう偽善ぽさを感じるという人たちがいます(いや、そうじゃない、いやそうだ、という類の議論は、ここではしてもしょうがないことです)。 
 BOPビジネスは、この辺の疑いを正面きって拭い去ります。つまり「会社は本業で儲けて、同時に低所得層の人たちにも役立つ」というのが、BOPビジネスのキーコンセプトですから、感度の高い若者たちをひきつけます。自分もハッピー、相手もハッピー。すっきりしていて分かりやすいですよね。
 とはいえ、すぐに自社で始めたいと思っても、上司の理解を得られず苦悩している若手社員の方々もいるようです。プラハラッドも、近著「The Fortune at the Bottom of the Pyramid」改訂版の「はじめに」で、当初の苦悩に触れています。1997年に初めて論文に書いたものの、まったく相手にされず、2002年にやっと雑誌に掲載されたそうです。その過程を、「We have come a long way.(長い道のりだった)」と振り返っています。
 何事も最初に踏み出す人は大変。だけど、やりがいありますよね。社内で上司を説得するためのBOPビジネス社内説得資料を作成しました。これらを示して、世間の流れを上司に伝えて説得してください。成功を祈っております。

BOPビジネス社内説得資料⇒http://www.SugawaraOnline.com/BOP/BOPpromotion_resources.pdf