とにかく、よく働く日本人

 経済産業省/日本貿易機構(ジェトロ)のBOP普及啓発セミナーが、昨日の広島を皮切りに開始されました。今日は、高松です。このセミナーの目的は、8地方都市をまわって、全国の中小企業の方々にBOPビジネスについて知ってもらい、願わくば、BOPビジネスに参入してほしいということです。今年度、経済産業省が3億1千万という税金を使って、日本でもBOPビジネス普及の取り組みを開始し、その一環で行われています。巨額の税金を使っているのですから、失敗は許されません。菅原も、講師としてベスト尽くします。
 これまでの準備の段階で、経済産業省ジェトロ野村総合研究所の方々とお付き合いさせていただき感じることは、だれもがみんな、めちゃくちゃ良く働くということ。これには驚きです。仕事の方向性が正しいかどうかは別として、とにかくすごく良く働かれています。昨晩の野村総合研究所の方の言葉が耳に残ります。「基本的にわれわれは、ブルーワーカーです。体力勝負です。」何事も基本は体力、その上に知力。体力がないと知力も発揮できません。しかし、知力を発揮するためには、適度な休養が必要です。日本人の基本的な国民性として、凝り性で何事も追及してしまう性癖が、過労死ギリギリまでいってしまいます。働きすぎをやめる方法は、東京を脱出することです。
 地方を訪れて必ず感じることは、東京との大きな違いです。東京には東京の、地方には地方のプラスとマイナスがあります。決定的な違いは、深夜まで働くか、さっさと家へ帰るかにあると思います。どっちをとるかは、本人の好みですね。もちろん、菅原はさっさと帰ります。「いかなる成功も、家庭での失敗を償い得ない」