久々に挑戦者あらわれる

 今年度、知人から頼まれて、ある大学で1年生を主たる受講生として、教養科目の経済について講義しています。この学生たちは、いままでに出合ったことのない、菅原への挑戦者たちです。医療系の学生が多いので、自分の関心とは関係ないという学生が結構いて、授業中に私語をします。これまでの15年間で、菅原の授業で私語をする学生はほとんどいませんでした。私語をする学生は、今回が初めてです。これは、菅原への挑戦で、ティーチング・スキルのより一層の向上を図る機会として、きっと神様が与えてくれたんだと思います。
 この1年坊主たちの挑戦を、まっこうから受けてたって、なにがなんでも私語をゼロにすることが私のミッションです。そのためには、これまで培ってきたスキルをより高度に洗練しなければなりません。すでに4回、講義をしましたが、敵は手ごわく、果敢に私語で挑んできます。これまでに有効であったトピックや雑談が通用しません。しかし、決して「静かにしろ」なんて、意味のない注意はしません。こちらの血圧上がるだけで、身体に悪いからね。身近にある興味引く内容を、テンポ早く、面白く伝えていかなければなりません。
 残り10回。必ず私語をゼロにします。教えるのではなく、自ら考えて答えを見つけ出すように誘導するコーチングのスキルにより一層みがきをかけます。挑戦者がいるので、こちらも成長できます。