本当に大切なのは、お願いした後

 今朝は4時に起きて、今回の香港&セブ島研修旅行でお世話になったすべての方々に、お礼のメールを出し終りました。いつもながらのことですが、有意義な旅行をできたことは、多くの方々のご好意のおかげです。これはお金では得ることのできない善意のたまもの。人に親切にする、親切にされる、この親切の循環が、私たちみんなを幸せにします。
 何かをやって、一番大切なことは、それが終わったあとです。最後をどのように締めくくれるかによって、その人の真価が問われます。例えば、受験の前は、すがれるものには何でもすがりたい気持ちで、神社にお参りに行く人は結構います。しかし、合格してしまったら神様のことなんかすっかり忘れてしまって、お礼を言いに行く人は皆無に近いでしょうね。
 菅原のところにも、推薦状を書いてください、文章を直してください、アドバイスをお願いします等など、いろいろな依頼が学生から寄せられます。しかし、その後どうなったかを伝えにくる学生はいません。たいてはお願いしっぱなしで、それっきりです。4年生は卒業がかかっているので、単位を下さいと嘆願しに来ますが、その後は、みんなとんずらして、しらんぷりです。お願いする時はだれでも必死で、熱心ですが、それは当たり前。本当に大切なのは、その後です。一日は「有難うございます」で始まって「有難うございます」で終わるくらいに心がけて、感謝にあふれる時間をいつも過ごしたいと思います。