今夜は「佐藤のりゆき」さんと一流・本物居酒屋懇親会

 ゼミナールに新しく入る学生のためのガイダンスが、午前中にありました。ゼミナールを担当する30人弱の教員が、一人一分の持ち時間で、自分のゼミナールの説明をするというものです。他の先生方が、この限られた時間をどのように効果的に使うかを観察する貴重な機会でしたので、自分の番が終わっても最後まで聞いていました。そこから再認識したことは3つ。
 最初から予想されていたことですが、多くの先生が持ち時間の一分を超えてしまって、全体としてかなり長引いてしまいました。与えられた条件の下で、きっちりとレベルの高いパフォーマンスを出すことが大切。そのためには、伝えたいことを厳選して、キーワード化すること。じゃないと、聞いているほうは、だらだらと長いばかりで、何を言いたいのかが分からないからね。
 もう一つは、何事もそうなんだけど、つまらないと飽きてしまうということ。話もつまらない話だと長く感じるし、楽しい話だとあっという間だよね。楽しかったり、集中していると、時間はあっという間に過ぎるのです。こういう状態に相手をもっていく努力は不可欠だと痛感しました。ガイダンス中、話をしてたり、寝てたりする学生がいたけど、それは学生を退屈させてしまった教員の「負け」ってことだよね。
 3つ目に、聞いている相手の立場に立って、何を知りたいのかを考えて、それに応えるような話が求められるということ。要するに自分の言いたいことを、一方的に言うんじゃないということだよね。「ゼミには、これこれこういう学生に来て欲しい」という類の表現が結構使われていたけど、それは話し手の勝手な一方的な言い分だよね。
 ここまで書いて、ふと気付いたんだけど、この3つの要素は、テレビ番組の制作にまったく当てはまるね。テレビ番組はきっちりと時間が決められているし、つまらないと視聴者にすぐチャンネルを変えられ、視聴者の求めている情報を提供しないと二度と観てもらえない。
ちょうど今夜は、「のりゆきのトークDE北海道」のキャスター佐藤のりゆき氏を、一流・本物居酒屋懇親会へお招きするので、テレビ番組制作の極意をうかがってみよう。「のりゆきのトークDE北海道」は、もう14年ぐらい続いているそうなので、これはやっぱりすごいことですね。つまらなければ、支持されないから消えてなくなるもんね。なぜこれほどの長期間にわたって、多くの北海道民に支持されてきたのかを探ることは、とっても興味深いことだね。居酒屋懇親会に参加する学生には、ただ漫然と来るのではなく、必ず問題意識をもって来るようにって言ってあるけど、これで菅原の問題意識は出来上がり。


一流・本物居酒屋懇親会って何? ⇒ http://www.SugawaraOnline.com/talkingFuture/