賢者は語らない 

大学では新学期が始まり、いろいろなガイダンスが行われています。昨日はゼミナールのガイダンスが行われ、教員が一人1分の持ち時間で、ゼミナールの紹介をする機会がありました。1分と決められているのに、それを守っている人は少なく、制限時間を無視して、しゃべりまくっている先生も結構いました。もちろん、学生の皆さんは、つまらないので聞いていません。終了時間が大幅に昼休みに食い込んで、昼食を取る十分な時間も無くなり、さぞ迷惑なことであったろうと思います。
 大学の先生といわれる方々には、話すことが好きで好きでしょうがないと思えるような人がとっても多いと思います。しかも聞いている人のことを考えずに、自己満足的に話しているんですから、授業料を払った上に、無理やり聞かされている学生の皆さんにとっては、踏んだりけったりだと思います。
 「愚者は口が軽く、賢者は口が重い。(A fool babbles continuously; a wise man holds his tongue.)」という格言が思い出されます。大学の先生を反面教師として、賢者になりたいと思います。