新たなスタート、何事も初めが肝心

 さあ4月。日本では、新しいことがいっせいに始まるときですね。昨日はどこの会社でも入社式があったと思います。そこには必ず社長の訓示がつき物ですね。でもそれを覚えている新入社員は、ほとんどいないでしょうね。世の中には、形だけがあって、あまり意味の無いものも結構ありますからね。形骸化しているそんなものはみんな止めてしまえばいいと思いますが、毎年同じことが繰り返されて不思議です。
 新しく社会に出るにあたって大切なことは3つ(ポイントは必ず3つにまとめるという原則があったよね)。
 第一に、どんな時も、明るく、さわやかに、前向きに。悔しいこと、辛いこと、頭にくることはたくさんあるけど、そんなことにとらわれずに、いつも前向き。これが大切。朝の来ない夜はない。どんな嵐でも必ず太陽が出る。意志があるところには道がつく。小さなことにとらわれて、時間を浪費できるほど、人生は長くはないのだ。
 第二に、相手の立場に立って物事を考え、他の人の役に立てるよう努力すること。自分中心で自分のことしか考えていない人は、必ず行き詰ります。偉い(と錯覚している)政治家の先生や役人達が、私利私欲にかられて着服し、人生をあやまってしまっている例は数限りがありませんね。これをみると、人間はいかに過去から学ぶことなく、どこまでも欲深いかが分かりますね。他の人の為にと努力していくとき、自らの道も自ずとついていきます。
 第三に、自分自身を高めるために、仕事以外の具体的な目標をいつも設定すること。仕事をしているとあっという間に、一日がたち、一週間がたち、一年が過ぎ去ります。これを繰り返していると、いつの間にか現状に満足し、組織にどっぷりと浸かってしまい、頭を使って考えることがなくなります。こうして完全な会社人間になってしまいます。仕事がすべてという人は、けっして幸せにはなれないと思います。


 息子が小学校に入学しますので、これを機に、毎週月曜日に二人で勉強会をすることにしました。昨日が第一回目です。まず二人で今週一週間のスケジュールを確認します。何も言っていませんが、彼は自分でノートを持ってきて、日付と何をするかを書き始めました。続いて、今週の目標を立てました。これも自分で決めてノートに書きました。目標を設定して、それに向かって一歩一歩努力することの大切さを知るために、第一回の勉強会のテーマは「目標設定」でした。