40日後にやって来るクリスマスに備えよう

 昨晩、立川駅に降り立つと、すでに駅前の木はクリスマス用イルミネーションでキラキラ輝いていて綺麗でした。クリスマスがハッピーな人と、憂鬱な人がいると思います。菅原は、かつては憂鬱なときが多かったように思います。
 子供たちにとって、暖かい家庭がある人にとって、熱々のカップルにとって、クリスマスは楽しく幸せなイベントでしょう。しかし、パートナーのいない若者にとっては寒さが身にしみる時ですね。見栄でも、刹那的であっても、なんとか予定を入れたいものです。とはいえ、ひとりで寂しく過ごさなければならない人たちも結構いると思います。最近の傾向では独身男女が増えているので、そういう人たちは確実に増加しているでしょうね。
 一人暮らしの独身生活が長かった菅原も、一人寂しく過ごしたクリスマスも結構ありました(過ぎ去っちゃえば忘れるんだけどね)。誕生日の夜もそうですね。愛する人と美味しいディナーで幸せな時をすごしたいと思いますが、ロンドンの何とか公園で、一人寂しく冷たいサンドイッチを食べて過ごしたかつての誕生日は忘れません。
 クリスマスと誕生日の夜は若者にとって最重要イベントでしょうが、その日を一人で過ごさなければならない寂しさを、悲しいこと、良くないことと考えてはいけません。熱々のカップルだって、熱いものはやがて必ず冷めます。これは自然界の大法則だからね(エントロピーは増大するのだ)、だれも逆らうことは出来ないのです。結婚しても、3組中1組は離婚、1組は家庭内離婚、残りの1組だけが、幸せな家庭という現実のデータを見るとき、一時的に燃え上がって結婚しても、その後の長い人生に大きな悲しみを味わう確率も高いのです(もちろん離婚自体は悪いことではないよ。お互いの相性が合わなかっただけなんだから、次に合う人を見つければいいのだ)。
 まあだから、40日後にやってくるクリスマスを寂しく過ごすことになっても、何が幸いかはすぐには判断できないことなので、寂しいクリスマスもまた良し。熱々のクリスマスには注意。