まず考えなくちゃ、何事も始まらない

 新宿駅で降りると、中学生の皆さんが、交通遺児のための足長おじさん募金をやっていました。交通事故で親を亡くしても、がんばって勉強して、人生を前向きに生きていこうとする姿には胸が熱くなります。
 今回はあまりたいした額のお金を募金箱に入れることは出来ませんでしたが、近い将来、必ず最もゼロの多い紙幣を入れることができる自分になろうと心の中で誓いました。思考は現実化するのだ。
 「念じて、念じて、念じるのだ。そしたら実現する」とうちの親父はよく言っていました。アメリカで成功した人たちは一様に「大きなことを真剣に考えるのだ。そしたらそれが実現する」と言っています(アメリカ人ってサクセス・ストリーが大好きなんだよね)。
しかし、考えるだけでそれが実現するなんて、普通はなかなか信じられないので、このことを真に受けて実行する人は少ないと思います。だから多くの成功本が出版されて、よく読まれていても、その割りに成功する人は少ないのです。読むだけじゃ駄目だからね。真剣に考え、念じないといけないのだ。
 菅原も半信半疑でしたが、このことは真実だなと思えるようになって来ました。学生時代に、東京で一生は送りたくないから、札幌に住んで飛行機の定期券を特別に作ってもらって(そんなものはないからね)、東京に通うのだと言っていました。この時は、もちろん冗談で言っていました。しかし、この春から実現しました。毎週半分を東京で、半分を札幌で仕事しています。
 数年前から考えるようになったのは、東京、札幌、シアトルの3ヶ所に生活と仕事の拠点をもつということです。これを近い将来に実現させようと思っています。考えなければ何事も決して起こらないのだ。思考は現実化する。何かをやってもやらなくても、同じように時間は過ぎ去っていきます。ならば、やって過ごしたほうが何かが起こる可能性があります。やらずに過ごしたのでは、決して起こらないからね。