不思議と感動いっぱいの赤ちゃん誕生

 25日に赤ちゃんが産まれました。今回は、妻がいくつかの候補の中から最終的に決めた国分寺の矢島助産院で、出産させていただきました。カリスマ助産士(と菅原が呼んでいる)の矢島床子さん率いる助産士チームの心の通ったサポートにより、女性らしい人間らしいお産をさせていたただき、健康な赤ちゃんが無事に産まれたことに、心より感謝いたします。
 この助産院の最大の特徴は、畳の上で、家族に見守られてフリースタイルで自然な出産ができるということです。お腹から出てきた直後の赤ちゃんを、母親が自分で抱きかかえ、へその緒は菅原が切りました。5歳の息子も一緒に立会い、周りを歩きまわって、一部始終を見ていました。生命が誕生する瞬間に立ち合わせてもらうと、とっても感動し自然に涙がこみ上げてきます。少しずつ赤ちゃんの頭が出てきて、最後はつるんといった感じで体全部が出てきました。
 病院とはまったく違って、こんなにも自然で人間らしい出産ができるということに驚き、これまでは知らなかった新しい世界をまた一つ知り、素晴らしい経験をさせてもらいました。矢島助産院を自分で見つけてきて、そこで産むと決めた妻(秩父から車で3時間もかかるにもかかわらず)、出産をサポートしてくれた矢島さんをはじめとする多くの助産士の方々、定期的にチェックをしてくれたファウンズ産婦人科の土屋先生、そして何よりも無事に産まれてきてくれたベイビー(名前はまだ思案中)に、心より感謝いたします。
 出産は病院でするものと思い込まされてきましたが、まったく違う自然な出産の世界があることを知りました。赤ん坊は血にまみれて産まれてくると思い込まされていましたが、実は違ったのです。あの血は赤ん坊とは関係なく、産まれる時に赤ちゃんが出てきやすくするために、出口の一部を切る(会陰切開っていうんだって)ために、お母さんの血が赤ちゃんにつくのです。本来は不必要なことで、助産院では行なわれてないそうです。
胎盤も食べさせてもらえます。これは栄養のかたまりで、食べると、とっても若返るそうです。息子と一緒に、わさび醤油でいただきました。マグロと馬刺しの中間くらいの食感で美味しかったです。
 助産士の方たちは、昼夜のない過酷な仕事環境にあっても、みんな肌がつやつやしていて不思議だなと思っていましたが、生命の誕生にいつも立ち会っているので、そこからパワーをもらっているのだと分かりました。
 知らない世界や、思い込まされて先入観が出来てしまっている世界が結構あることを改めて知りました。生命の誕生は、とっても不思議だらけで感動いっぱいです。これを病院で医師まかせにするのは、もったいないことだと分かりました。