自分で魚を獲ろう

 我が家には、ブルークという黒い猫がいます。以前、学生の皆さんが遊びに来た時には、タヌキですかと間違われたほどの良く肥えたタヌキ猫です(たしかに秩父ならタヌキを飼っていてもおかしくはない)。
 今朝、玄関を空けるとおなかをすかせて中に飛び込んできました。毎日えさを与えられて生きているブルークの姿をみて、菅原が肝に銘じている格言をふと思いました。
 「猫に魚をあげると、その日は飢えない、されど魚の獲り方を教えると、一生飢えない。」えさを与えてもらうのを待っているような生き方では、結局その日暮らしになって、やがては飢えと直面します。
 現在の日本の財政状況は、例えていうならば、毎月30万円しか給料をもらっていないのに、20万円の借金をして、50万円で暮らしているようなものです。周りにこんな人がいたら、また自分がこんな生活をしていたら、恐ろしくてゾーッとしますよね。こんな生活長くは続きません。しかし、これが私たちの国の現実です。
 自分で魚を獲って生きていける方法を身につけなければ、確実に飢えが襲ってきます。