ビジネス視点とNGO視点との大きな違い

 昨日は、NGO界の星、富野岳士氏(国際協力NGOセンター事務局次長)がお越しくださり、「企業とNGOの連携-NGOは企業の真のパートナーになり得るのか」というテーマのもとで、特別講義を行って下さいました。金曜日の夜7時半からにも関わらず、70名が参加して教室はびっしり。花金に、みんなすごい勉強熱心と感心しました。
 BOPビジネスについても、NGOの視点からお話し下さり、とても勉強になりました。ビジネス・サイドからの菅原の主張とは、こんなにもBOPビジネスの捉え方が違うのだと良く分かりました。NGOサイドの捉え方では、やはりBOPビジネスをCSRとのかかわりで論じるようです。プラハラッドとハートを始祖とするスタンダードなBOPビジネス論では、CSRは出てきません。
 ビジネス視点からとNGO視点からのBOPビジネス論を、ごちゃまぜにして聞いてしまうと、なにがなんだか良く分からないということになってしまうと思います。BOPビジネスとCSRの関係についても、一度きちっと整理して論文にまとめなければいけないことが分かりました。