今さらながら、ネットと英語ってすごい!

 先週、ハーバード大学のロッジ教授にeメールを出して、彼の研究について質問したところ、翌日には返事が来て驚きました。このことから改めて思ったことが3つあります。

1.一流の人は、だいたいクイック・レスポンス。すぐに返事をすることの重要性を再認識しましたね。毎日、たくさんのメールが届くので(その多くはジャンク・メールなんだけど)、あとで応えようと思っているうちに、忘れてしまって、機を逸し、失礼なことをしてしまったという失敗が何度もあります。とにかく、すぐ応える。徹底的にこれを実践しようと誓いました。

2.いくつか質問をしたうちの一つに、「Good question.(よい質問ですね)」という返答がありました。これはアメリカ人の決まり文句で、よく聞かれます。しかし逆に言うと、これを言わせるように質問することが大切であり、これを言わせないようならまともには相手にしてもらえないという事。日本では、良い質問をするというトレーニングがほとんどされていません。大学の先生方が集まる学会ですらそうなんですが、何を聞きたいのかが良く分からないとことはしばしばです。良い質問をして、良い答えを引き出すためには、こちらも賢くないといけないのです。こちらの質問レベルが1なら、1レベルの答え、質問レベルが10なら10レベルの答えが返ってくるというのは当然のことですよね。質問力を鍛えることが大切です。 斎藤 孝『質問力』ちくま文庫、大前 研一『質問する力』文春文庫、この2冊がお勧め。

3.インターネットと英語が簡単に人をつなぐことのすごさを改めて実感。一面識もないボストンの人と、時間と空間を越えて意見交換できるのですから、ほんとうにすごいことですよね。しかもロッジ教授は、彼の同僚にもメールを転送してくれていて、その人からもすぐに連絡があって驚きました(とにかく皆早い)。さらに、ある企業の担当者も紹介してくれて連絡先のアドレスも教えてくれました。こうやって、ネットと英語で、どんどん世界が広がっていくんだなと、札幌の片隅で実感!札幌の人の考えている世界って、ちょっと狭い傾向があるんだけど、どんどん世界を広げようね。