一流のコーチがいてこそ、選手が育つ 

 オリンピックでメダルをとった選手に光が当てられます。本人が努力した結果ですから、当然です。しかし、本人の努力に加えて、それ以上に、選手を根気強く育てたコーチや家族に思いをはせます。選手は自分一人では、決して成長できません。根気強く、長い年月にわたって選手を育てた周囲の人たちの成果なのです。選手は、そのことを十分にしっていますから、必ず、コーチと抱き合って喜んでいます。自分だけで喜んでいる選手はいません。そして常に謙虚です。
 スポーツにしても、学問にしても、人を育てるということは、根気であると痛感します。人は簡単には育ちません。実に長い年月を必要とします。そしてやっと花が開きます。花が開くことを信じて、こつこつ一歩一歩、歩み続けるのです。近道はありません。
 息子は、素晴らしいコーチとの出会いによって、人生が変わったようです。毎日、毎日、土曜、日曜もなく、一日6時間以上テニスをしています。7週間が過ぎました。コーチは、根気強く、根気強く、手を替え品を代え、息子を指導してくれています。本当に頭が下がります。指導者の見本を見せてくれています。
 一流のコーチは、根気強く。常にポジティブ。そして明るい将来のビジョンを示し続けます。